海外感染症情報 (NO.137)
平成19年12月18日
関西空港検疫所
高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)の流行状況(63)

パキスタン保健省は同国ペシャワル地域において8名のH5N1型鳥インフルエンザ疑い患者が出たとWHOに報告した。これらの患者は、HN1型流行対策で感染した鳥の処分に従事した後に確認された。患者のうち1名は快方に向かったが2名は死亡している。患者から採取した検体を国立研究所で分析した結果、H5N1陽性が確認され、検体はさらなる分析のためWHOに協力している研究所に送られている。保健省は患者の隔離、接触者の追跡調査および健康監視等を実施している。

                                                                            (平成19年12月15日 WHO情報)