海外感染症情報 (NO.15)
平成19年2月6日
関西空港検疫所
ケニアとソマリアでのリフトバレー熱の流行について(2)
(ケニア):2007年1月30日現在、死亡者121名を含む411名の疑い患者(致死率:29%)がNorth Eastern州、Coast州、Eastern州、Central州より報告されている。131名が検査により確認された。North Eastern州が最も感染の被害を受けており、Garissa地区(57名の死亡者を含む、疑い患者175名、確定患者58名)、及びIjara地区(死亡者23名を含む、疑い患者125名、確定患者22名)が最も多くの患者及び死亡者を報告している。流行は鎮静化の傾向をみせており、保健省は敏速なサーベイランスなどの感染封じ込め対策を続けている。(ソマリア):2007130日現在、WHOは死亡者48名を含む100名の疑い患者を報告した。1名がケニアにあるケニア医学研究所(KEMRI)及び米国疾病予防センター/国際新興感染症プログラム(CDC/EIP)での検査により確定した。  
(平成19年1月31日 WHO情報)