海外感染症情報
(NO.23) |
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平成19年2月13日 関西空港検疫所 |
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ジャマイカでのマラリアの流行状況について |
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ジャマイカ保健省は昨年11月6日から今年2月3日の間に国内で熱帯熱マラリアの感染患者が280名発生した事を確認した。これらのうちKingstonで264名、St
Catherineで12名、St Thomasで3名、Clarendonで1名発生した。今のところこれらマラリアによる死亡報告はない。保健省はWHOの現地の支局の技術的な支援、集中的なサーベイランスや蚊に刺されないための適切な予防への情報を提供するためにカリブ海疫学センターの援助をうけている。媒介昆虫の駆除も行っている。ジャマイカはマラリアの流行地ではないが、今回の流行は従来のマラリア流行地ではない国々へのサーベイランスの重要性を強調した。WHOはジャマイカへの旅行や貿易には特別な制限をかけていない。
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(平成19年2月9日 WHO情報) |