海外感染症情報 (NO.24

平成19年2月15日
関西空港検疫所

トーゴでの黄熱の流行について(3)

先日3名の黄熱患者が確認されたSavanes地方とKara地方の2地方で大規模なワクチン接種が本日(212日)より始まることが計画されている。これらの地方は20年以上も黄熱の発生がなかった。また、1月の末に新たに2名の黄熱患者の発生が報告されたが、この患者のうち一人はKozah州のKara地方、もう一人はLacsMaritime地方の住人である。両者とも、セネガルのダカールにあるパスツール研究所で黄熱であることが確認された。WHOのアフリカ局と現地WHO機関との支援をうけ、トーゴ保健省は調査を行った。Maritime地方のワクチン接種を含めた封じ込め計画が現在検討されている。

(平成19年2月12日 WHO情報)