海外感染症情報 (NO.25)
平成19年2月16日
関西空港検疫所
スーダンでの髄膜炎菌性髄膜炎の流行状況について
200711日から210日までに髄膜炎菌性髄膜炎疑い患者死者96名を含む1,129(致死率8.5%)が南スーダンの全10州中8州で報告された。24日から11日の一週間で8名の死者を含む79名の患者が報告された。しかし、全人口に対しての調査ではない上に、報告が届くのが遅れたり、定期的に届かなかったりするためにどの地区が周りに感染を拡大させているかを把握するのは困難な状況である。感染者が報告された8州の脳脊髄液からラテックス凝集テストで髄膜炎菌の血清群A型が陽性となった。 
(平成19年2月15日 WHO情報)