海外感染症情報 (NO.34)
平成19年3月19日
関西空港検疫所
スーダンでの髄膜炎菌性髄膜炎の流行状況について(2)

200711日から311日までに死者430名を含む髄膜炎菌性髄膜炎疑い患者6,946(致死率6.19%)が南スーダンの全10州中9州で報告された。患者の報告は、信頼性、迅速性に欠け、状態の把握は確定的ではない。現在最も感染が拡大しているとされるのはAweil WestJubaMundri East RumbekTonj SouthWuluYirul郡である。34日から11日の一週間に81名の死亡者を含む1,541名の髄膜炎菌性髄膜炎疑い患者が発生した。南スーダン保健省、WHO、他関係団体はAweil townKajo-KeijiTonj-EastYambio4郡で大掛かりな予防接種を行った。また、Aweil Westでは引き続き行われており、BorJubaNimuleRumbek3月中旬に始まる予定である。

(平成19年3月15日 WHO情報)