海外感染症情報 (NO.39)
平成19年3月26日
関西空港検疫所
タンザニア連合共和国でのリフトバレー熱の流行状況について
今年118日にリフトバレー熱が動物間で感染が広がっている報告があったが、2月初めにArusha地域で初めて人での感染が報告された。タンザニア保健省、WHOのタンザニア国内事務所、アフリカ支局、米国CDCは調査を開始し、患者の見つけ出しと検体採取を行った。ArushaTanga2名の患者が、WHOから承認を受けているケニア医学研究所(KEMRI)で確認された。2月中旬には8名の患者が報告され、そのうちの死亡した4名はケニア医学研究所で診断が確定され、他の4名はArushaMangaraTangaの患者で入院加療を行った。3月中旬には新たにリフトバレー熱患者の集団発生が起き、14名の死亡者を含む58名の疑い患者が報告され、そのうちDodoma地域から報告された8名はリフトバレー熱であることが確認された。さらに、60名の新たな疑い患者がMorogoro地域から報告されている。
(平成19年3月23日 WHO情報)