海外感染症情報 (NO.5)
平成19年1月13日
関西空港検疫所
トーゴでの黄熱の流行について


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15日付でトーゴ保健省はSavanes地方とKara地方の2地区で91520歳の男性3名の黄熱患者が発生したと報告した。患者は全員生存しており、ダカールのパスツール研究所で黄熱と確認された。感染拡大を防ぐ為にトーゴ保健省とWHOの国内組織の初期的な連合調査チームが現地に派遣され、住民にワクチンを接種するよう助言をしている。大規模なワクチン接種は世界予防接種ワクチンGlobal Alliance for Vaccines and Immunization(GAVI)の緊急用にストックしているワクチン1,550,000人分を使用して、流行地域の住民を対象に予防接種を実施する予定である。ワクチン接種はWHO欧州連合人道救助部会(European Commission Humanitarian Aid Department(ECHO)とユニセフ(UNICEF)によって行われる予定である。

(平成19年1月11日 WHO情報)