海外感染症情報
(NO.50) |
|
平成19年5月14日 関西空港検疫所 |
|
タンザニア連合共和国でのリフトバレー熱の流行状況について |
|
![]() |
本年1月13日から5月3日までに死亡例109を含む264例(致死率41%)のリフトバレー熱の発生報告がタンザニアであった。リフトバレー熱(RVF)はタンザニアの21の地区の内10地区から報告されている。重症のRVFだけがサーベイランスにより検出されている。264例中154例が(60%)診断されている。今回の流行を調査するため、WHOの疫学・流行警戒・対策部門、およびWHOアフリカ地域事務局からなるWHOチームは、WHOタンザニア事務局に対して、流行の評価、タンザニア保健福祉社会省(TMOHSW)の保健機材の刷新、早期警戒態勢、積極的症例発見、症例管理、社会啓発を含むタンザニア家畜振興省(TMOLD)の危機対応計画、に関してそれぞれの援助を与えている。
|
(平成19年5月9日 WHO情報) |