海外感染症情報 (NO.75)
平成19年7月31日
関西空港検疫所
アンゴラとコンゴ民主共和国での急性灰白髄炎(ポリオ)の流行状況について

2007年 7月25日、コンゴ民主共和国赤道州から、新たに4例のポリオ感染例が確定され、今年に入り、合計27例が確認されている。隣国アンゴラでは、新たにLuandaとBenguele州から2例のポリオ感染例が認められ、2007年に入って合計8例となった。
 両国は患者発生に対して、同時期に、国境を越えた活動を続けている。大規模追加接種活動(SIAs)が、7月25日現在
アンゴラ全体とコンゴ民共和国の関係地域(赤道州とBandundu州)で行われ、
その数は5歳以下の子ども800万人に及
んだ。更なる接種活動が本年後半に行われる予定である。

 
(平成19年7月30日 WHO情報)