海外感染症情報 (NO.81)
平成19年8月16日
関西空港検疫所
ウガンダのマールブルグ病の流行状況について(2)

カンパラ(ウガンダの首都)とカウェンジェから送られた血液検体は、米アトランタのCDCで 検査され、最初の例とされる鉱夫と彼を看病していた接触者の一人からマールブルグウイルスが確認された。接触者の調査と監視が実施されている。WHOCDCMSF、ウガンダウイルス研究所、アフリカ野外疫学ネットワーク、そして地域NGOからなる国際部隊はウガンダ保健省に対して、積極的サーベイランスの実施、接触者調査、 感染制御、後方支援、そして流行を封じ込めるための社会啓発活動等の援助を行っている。ウイルスの宿主や、自然界での伝播ルートを確認するため、この鉱山とその周囲地域を特に重点的に生態環境調査が行なわれている。

(平成19年8月14日 WHO情報)