海外感染症情報 (NO.25)
平成20年2月25日
関西空港検疫所
アフリカ髄膜炎ベルトにおける髄膜炎菌性髄膜炎の発生状況について
 
 いわゆる「アフリカ髄膜炎ベルト」とよばれる髄膜炎の流行地域において髄膜炎の発生状況を監視している。

  特に監視を強化しているのは(ベナン・ブルキナファソ・カメルーン・中央アフリカ共和国・チャド・コートジボアール・コンゴ民主共和国・エチオピア・ガーナ・マリ・ニジェール・ナイジェリア・トーゴの13か国)
  今年に入ってから324名の死者を含む2,312名の患者の発生が報告されているが昨年の同時期に比べて29%減少しており今のところ流行の活発度が低いことを示している。
  ブルキナファソが最も患者数が多く1,422名の患者が発生しうち204名死亡している。
 
中央アフリカ共和国でも45名発生しうち5名死亡、コンゴ民主共和国で167名発生、うち17名死亡している。
(平成20年2月22日 WHO情報)