海外感染症情報 (NO.44)
平成20年4月21日
関西空港検疫所
リベリアでの黄熱の流行状況について

リベリア保健省はニンバ郡で1名の黄熱疑い患者と1名の確定患者が出たことを報告した。黄熱感染が確定された患者(32歳男性)は死亡しており、疑い患者は回復している。モンロビアの国立研究所、及びセネガルの首都ダカールの地域関連施設であるパスツール研究所とWHOの協力施設で検査の結果、黄熱の感染が確認された。保健省とWHO支部による黄熱流行の共同調査が44日から7日にかけて行われた。
  保健省はWHOの援助のもと425日に汚染地域およびその周辺地域において住民を対象に黄熱の予防接種を計画している。また、保健省は緊急用にストックされているワクチンの供給を要求している。

(平成20年4月18日 WHO情報)