海外感染症情報 (NO.45)
平成20年4月21日
関西空港検疫所
マダガスカルでのリフトバレー熱の流行状況について

2008417日、マダガスカル保健省は17名の死亡例を含む418名のリフトバレー熱の疑い患者(死亡率4%)が出たことを報告した。これらの患者はアラオトラ・マンゴロ、アナラマンガ、イタシー、ヴァキナカラトラ、アノシー地域から出ている。
 59名の患者についてはリフトバレーウイルスの感染がマダカスカルのパスツール研究所とWHOの協力施設で確認されている。
 マダガスカル保健省は閣僚で構成される委員会を設置し、流行への対応を監視している。
また、農務省は
2008
49日に動物でもリフトバレー熱が発生していると世界動物保健機関に報告した。
 保健省と農務省は流行に対応すべくWHO,FAO,OIEによる共同援助を要請している。

(平成20年4月18日 WHO情報)