海外感染症情報 (NO.47)
平成20年4月28日
関西空港検疫所
リベリアでの黄熱の流行状況について(2)
  リベリア保健省は、黄熱の確定例1例を追加報告した。患者は、30歳の男性で、最初の死亡例と同じくニンバ郡(NimbaCountry)タピタ地区(Tappita District)ズオトゥオ(Zuotuo)の症例で、確定数は1例の死亡を含む2例となった。この症例は、モンロビアの国立研究所及び黄熱のWHO協力センターとなっているセネガルのダカールにあるパスツール研究所の検査にて確定された。保健省は、WHOの技術支援の下、タピタ地区での予防接種を開始し周辺の地区にも集団予防接種キャンペーンを拡大する計画をしている。
 保健省は、黄熱制圧のためのワクチン供給の国際調整グループ(YF-ICG)によって管理されている世界的な緊急備蓄用のワクチンの2度目の要請をした。
(平成20年4月25日 WHO情報)