海外感染症情報 (NO.81)
平成20年10月14日
関西空港検疫所
南アフリカ・ザンビアにおけるアレナウイルス科の
        新型ウイルス感染症の発生について


 ヨハネスブルクの国立感染症研究所special pathogens unitおよびCDCで分析した結果、南ア・ザンビアで3名の死者を出した原因となった病原微生物はアレナウイルス科のウイルスであったことがわかった。

 このウイルスを特定すべくNICDとCDCでさらに分析を進めている。

 その間、南アでまた1人患者がでており、PCR検査により感染が確認された。この患者は看護師で、発症しており入院しているが、最初に発症した患者と濃厚な接触があった。接触者は特定されており、さらに詳しく調査が進められている。

  

(平成20年10月13日 WHO情報)