海外感染症情報 (NO.85)
平成20年11月4日
関西空港検疫所
ブルキナファソにおける黄熱の流行状況について

103日、ブルキナファソ保健省はワヒグヤ地区(北部、マリ共和国との国境近く)で2名の黄熱患者が出たことを報告した。2名とも黄熱サーベイランスシステムにより報告され、発熱・黄疸の症状を呈していた。
 最初に発症した患者は7か月の男児で症状は回復している。もう1名は6歳の男児で2日後に死亡した。いずれも黄熱のワクチン接種歴はなく国立研究所で感染が確認され、さらにパスツール研究所で再確認された。 
 ワヒグヤ地区では乳児を対象とする予防接種は2002年に開始され、2007年末には接種率は85.3%であった。

(平成20年11月3日 WHO情報)