ジンバブエ保健省は12月2日、本年8月以降12月1日までに、死亡者484例を含む計11,735例のコレラ患者の発生を報告した。 発生は全土に及び、首都ハラレ近郊で50%が、南アフリカとの国境付近の町で26%が報告され、また近隣の南アフリカ、ボツワナ、モザンビーク保健省からも発生が確認されている。同国では90年台初頭からコレラの発生がしばしば報告されているが、99年と02年以外には大流行はなくコントロールされていた。飲料水の提供不足は人口密集と共に悪化の原因となっているため、ジンバブエ当局は、飲料水の供給と下水システムの改善を約束している。 WHOは流行地への渡航制限は特に勧告していない。