海外感染症情報
(NO.106) |
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平成22年10月26日 関西空港検疫所 |
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パキスタンでのコレラ流行状況について |
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10月12日現在、パキスタン保健省は99例のコレラ(Vibrio cholera 01)確定症例を報告しました。これらの症例は洪水が発生してから9月30日までの間に確定診断されたものです。洪水被害のあったシンド州、パンジャブ州、カイバル・パクトゥンクワ州の広範囲にわたる地域から報告されています。 パキスタン保健省はWHOや他の国際機関の支援を受け、流行拡大の防止や感染者対策を行っています。60以上の下痢患者治療施設が最も被害のあった46地域で設立され、すでに稼働もしくは近い将来稼働し始める見込みです。 コレラを含む下痢性疾患は、最近の洪水で被害のあった多くの地域において、最も多く報告されている健康問題のひとつとなっています。 |
(平成22年10月25日 WHO情報) |