海外感染症情報
(NO.107) |
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平成22年10月27日 関西空港検疫所 |
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ハイチのコレラ流行情報について | |
10月25日夕方現在、ハイチ保健省は259例の死亡例を含む3342例のコレラ確定症例を報告しました。疑い症例は北県と南県で現在検査中であり、5例は首都ポルトープランスがある西県で確定診断されています。現在、12施設が隔離・治療にあたっています(アルティボニット県6施設、中央県1施設、ポルトープランス5施設)。 予防に関して、浄水の確保、個人衛生の促進、食物の取扱い方(手洗い含む)、屋外での排泄をしないことなどが重要だとされています。 死亡例の半数以下が病院から報告されている一方で半数以上は病院以外の地域社会から報告されています。 汎米保健機構は疫学者を含む専門家を動員し対応にあたっています。医薬品・抗菌薬・輸液などの医療資源の備蓄および浄水の供給等も行っています。隣接するドミニカ共和国ではコレラの報告はありませんが、政府は国境地域に緊急体制を敷く予定です。
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(平成22年10月26日 WHO情報) |