ハイチ保健省は、同国におけるコレラ症例数を更新しました。１１月３日現在、442例の死亡例を含む6742例の確定症例が、アルティボニット県･中央県・北県・北西県・西県から報告されています。

アトランタの米国疾病予防管理センター（CDC）が行った検査結果によると、現在ハイチで流行しているコレラ菌株は南アジアで見られるものと最もよく似ているとのことです。

汎米保健機構（PAHO）はハイチ保健省への支援を続けています。コミュニティレベルでの予防策、プライマリケアセンターの運営、コレラ治療専門機関の設立等が優先的に行われています。

現在行われているコレラ流行拡大予防策としては、経口補液による患者治療、安全な水の確保、公衆衛生の向上等が挙げられます。