2010年4月21日――ベトナム保健省は新たな鳥インフルエンザ(H5N1)のヒト発症例を報告しました。
1例目はBac Kan省Nhu Co地区の22歳男性で、3月28日に発症し4月3日に確定検査の結果鳥インフルエンザH5N1と確認されました。現在も入院中で危篤状態です。
2例目はBac Kan省Cho Moi地区の2歳女児で、発症し4日に入院しました。現在状態は落ち着いています。
これらの症例は7日の確定検査の結果、鳥インフルエンザH5N1と確認されました。疫学調査の結果、病気や死んだ家禽が患者の家や周囲にいたことが判明しまし、さらに2例目の家族が病気の家禽を食用にしていたことが確認されました。これら2症例の間にヒト-ヒト感染を示唆する疫学的関連はありませんでした。
ベトナムではこれまでに119例の確定例と59例の死亡例が報告されています。
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