| 海外感染症情報 （ＮＯ．６０） |
平成２２年７月１日 関西空港検疫所 |
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コンゴ共和国における出血熱疑い症例の |
 世界保健機関（WHO）は、3例の死亡例を含む5例の急性出血熱疑い症例の仮報告を受けました。症例は北部のサンガ地域、モコケ地区にある住民100名ほどの外部と孤立したMokouangondaという山村で発生しました。３例の死亡者はMokouangonda村の男性猟師で、オザラ国立公園で1,2週間の長い遠征狩猟をした後、鼻出血、血便、咳、発熱など同様の症状を死亡する前に呈していました。 現在、保健省とWHOの共同チームが現地に入り現状の評価と、診断のための臨床検体の収集を行っています。検体はガボンにあるFranceville国際中央医学研究センター（the Centre International de Recherches Médicales de Franceville: CIRMF)、およびコンゴ民主共和国のキンシャサ国立生物医学研究所（Institut National de Recherche Biomédicale à Kinshasa: DRC）で分析される予定です。WHOおよびコンゴ野生動物保存協会(WCS)やフランス国立自然史博物館など他の国際協力組織の協力を受け、衛生局の指示のもとに、アウトブレイクを封じ込めるため地域協力委員会がサンガ地域のOuessoに設置されました。疫学的調査、社会的動員、感染制御など、この疾患のアウトブレイクへの対策が現地で実施されています。 |
（平成２２年６月２９日 ＷＨＯ情報） |