海外感染症情報 (NO.97) |
平成22年10月6日 関西空港検疫所 |
セネガルでの黄熱発生について |
世界保健機関(WHO)は、ガンビア政府に対しタンジ周辺の疫学調査のための情報提供を行いました。セネガル政府は2007年、それまでの流行時にワクチン接種を受けていなかった310万人以上を対象に大規模予防接種キャンペーンを実施しました。ティエス州では31万人余が対象となり、91.8%が予防接種を受けています。 セネガルでは2009年に黄熱の定期予防接種を受けた幼児は79%でした。1978-79年のガンビアにおける流行時には、およそ8,000人が黄熱に罹患し、1,700人が死亡したと推定されています。1979年1月時点の予防接種率は95%であったと考えられています。ガンビアでは2009年に黄熱の定期予防接種を受けた幼児は99%でした。 |
(平成22年10月5日 WHO情報) |