海外感染症情報 (NO.70)
平成23年9月16日
関西空港検疫所

バハマにおけるデング熱流行状況

 

バハマのニュープロビデンス島でデング熱が大流行していることに関し、バハマ政府は公衆衛生上の注意喚起を発令しました。同島には首都のナッソーがあり、最も人口が多くなっていますが、今回の流行を受けて、ナッソーにある米国大使館はバハマ在住米国人に対してデング熱に関する緊急情報を出しました。

今年8月、同国保健省は毎日100人以上の症例を報告しており、89日時点では約1,000人のデング熱様症状患者が報告されています。とくに人口密度が高い地域では、殺虫剤噴霧や啓発運動といった蚊に刺されないにするための対策が行われています。

(平成23年9月13日CDC情報)