海外感染症情報 (NO.98)
平成23年12月26日
関西空港検疫所
    ギリシャでのマラリア予防対策について 

 CDCは2011年10月時点でギリシャ南部ラコニア県への渡航者にはマラリア予防薬服用を推奨していましたが、12月16日現在、それらのコメントを取り下げました。2011年第44週(10月最終週~11月第1週)以降新規患者報告はありません。流行発生以降のマラリア患者数は計63人ですが、全例が三日熱マラリアで、ほとんどが同国南部ラコニア県から報告されていました。他にも中央ギリシャ地方東部エヴィア島や東アッティカ県、ヴィオティア県、ラリサ県からも報告がありました。
(2011年12月16日CDC報告)