海外感染症情報 (NO.112)
平成24年12月13日
関西空港検疫所コンゴ共和国における黄熱の流行(1) 12月12日現在、コンゴ共和国保健省はキュヴェト地方エウォ地区における黄熱の発生に対して緊急の住民ワクチン接種活動を来週開始する予定です。
緊急の住民に対するワクチン接種活動は、エウォ行政地区に属するムバマ、エウォ、オコヨの3つの非汚染地の約3万5千人の住民が対象となるとのことです。この活動は10月に発生した黄熱ウイルス感染の患者が、先頃確定診断に至ったことを受けて実施されることとなったとのことです。
患者は黄熱の全国調査プログラムによって発見されたものです。キンシャサ国立生物医学研究所(INRB)にて確定診断が行われ、WHOの黄熱地域標準検査室であるセネガル・ダカールのパスツール研究所にて再度確定診断されました。(2012年12月13日WHO報告)