海外感染症情報 (NO.91)
平成24年10月22日
関西空港検疫所ウガンダにおけるマールブルグ病の発生 ウガンダ保健省はウガンダ南西部のカバレ県キツンバ地方でマールブルグ病のアウトブレイクがあることを発表しました。
ウガンダウイルス研究所(UVRI)で検査された血液検体で3例のマールブルグ病の検査陽性であったとのことです。アウトブレイクについては現在調査中であり、保健省はこのアウトブレイクのコントロールのためにパートナーと共同で活動中です。
保健省と世界保健機関(WHO)は接触者の追跡調査を含めたアウトブレイクの調査と対策を支援するために現地にチームを派遣しています。
WHOは、現地での調整や、感染予防と制御、サーベイランス、疫学調査、国民への情報提供、社会的動員、人類学的解析、アウトブレイク対策に必要な物流などの分野で、必要に応じ、国家専門家らに支援をする予定です。
今回のアウトブレイクに対してWHOはウガンダへのいかなる渡航も交易も制限することを推奨はしていません。
(2012年10月21日WHO報告)