海外感染症情報
(NO.103) |
平成25年7月23日
関西空港検疫所 |
中東呼吸器症候群コロナウイルス感染確定例報告(37) |
2013年7月21日、新たに2例のサウジアラビアにおける中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERSコロナウイルス)感染確定症例が世界保健機関(WHO)に報告されました。 現在、2例ともに重篤な状態で、集中治療室(ICU)で治療されています。最初の患者は、7月15日に発症したリヤド(Riyadh)の41歳男性です。次の患者は、7月11日に発症したアル・アフサ(Al-Ahsa)行政区域の59歳女性です。 2人とも基礎疾患がありましたが、MERSコロナウイルスの感染確定患者や動物との接触はありませんでした。 WHOは、サウジアラビアの国際保健規則の連絡先に対して、さらなる情報を求めています。 2012年9月から現在まで、WHOに報告されたMERSコロナウイルス感染確定症例の世界での合計は90人で、うち45人が死亡しています。 |
(2013年7月21日 WHO報告) |