(No.163)

メキシコにおけるコレラの流行(4) 平成25年11月26日更新

 2013年11月25日、メキシコの保健省は、新たに4例のO1コレラ菌小川型の患者が発生したことを報告しました。内訳は、ベラクルズ州で3例、イダルゴ州で1例となっています。

 今年9月からの流行の始まりから現在までに、同型コレラの184例の診断確定例があり、うち1例が死亡しています。160例はイルダゴ州、11例はベラクルズ州、9例はメキシコ州、2例はメキシコ連邦区、2例はサンルイスポトシ州の患者でした。

 メキシコの保健当局は、流行状況調査の強化を継続し、医療機関への利便性と質の確保を行っています。
 地域における飲水と基本的な下水設備の確保が実施されています。特に安全な水と食糧を消費することについて、スペイン語、現地語での注意喚起キャンペーンが実施されています。コレラの予防と治療のために、様々なレベルの医療機関の保健スタッフがトレーニングを受けています。

 今回のメキシコのコレラは、2001年以降に記録された初の地域伝搬です。

(2013年11月25日WHO報告)