海外感染症情報 (NO.3)
平成25年1月17日
関西空港検疫所
ギリシャにおけるマラリアの流行について
 ギリシャにおいて、マラリア患者の報告が続いています。いくつかの新しい例は、以前マラリアの発生が報告されていなかった地域から生じています。マラリア患者は、アッティカ、Kardista、Laconia、Viotia、そしてXanthi地域から報告されています。また、Evrotas、マラトン、Markopoulo、そしてSelinoなどの都市でも感染例が報告されています。アテネからの報告はありません。

 ギリシャの疾病予防管理センターと欧州疾病予防管理センターは、マラリア例の監視を強化しています。

 患者が発生している地域では、蚊の駆除対策が強化されており、保健関係者への教育、住民への情報提供も実施されています。
(2013年1月16日CDC報告)