海外感染症情報 (NO.33)
平成25年4月18日
関西空港検疫所
中国における鳥インフルエンザA(H7N9)について(15)
 4月17日現在、中国国家衛生・計画出産委員会は世界保健機関(WHO)に対してさらに19人の鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスへの感染確定例を報告しました。これらの報告例は浙江省が9人、上海市7人、江蘇省3人となっています。加えて、先に報告のあった3人が死亡しています。

 現在まで、中国で82人の感染確定例が出ており、17人が死亡したことになります。1,000人以上の濃厚接触者が厳重に経過観察されています。

 感染源として考えられるウイルス宿主の調査は継続中ですが、感染源が見つかるまではさらに同国ではヒト感染例が増加すると予測されます。現時点ではヒト-ヒト感染が続いているという証拠はありません。


 
(2013年4月17日WHO報告)