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2013年4月21日(18:00)、中国国家衛生・計画出産委員会は世界保健機関(WHO)に対して、インフルエンザA(H7N9)ウイルスの患者について、6人の確定症例と1人の死亡例を新たに報告しました。新たに報告された確定症例は、浙江省で5人、上海市で1人です。
追加症例
・4月13日に発症した上海市の68歳男性
・4月12日に発症した浙江省の68歳女性
・4月8日に発症した浙江省の76歳男性
・4月12日に発症した浙江省の81歳男性
・4月16日に発症した浙江省の58歳男性
・4月13日に発症した浙江省の79歳女性
さらに、以前に浙江省から報告されていた患者1人が死亡しました。
現在までに、中国でのインフルエンザウイルスウイルスA(H7N9)感染確定症例は計102人で、20人の死亡者が含まれます。確認された症例における濃厚接触者は、厳密に経過観察されています。現在までに、70人の患者が入院治療中で、12人が退院しています。
感染源やウイルス保有宿主に対する調査が進められています。感染源が確認されるまでは、今後も中国でウイルスの感染者が出ると予想されます。現時点では、ヒトからヒトに感染が続いているという証拠はありません。
WHOは、この事例に関して、入国時の特別なスクリーニング検査の実施及び渡航や貿易を制限することを推奨していません。 |