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4月25日(16:30)、台北疾病予防管理センター(CDC)より新たに鳥インフルエンザウイルスA(H7N9)の診断確定症例が1例報告されました。
患者は53歳男性で、3月28日から4月9日まで江蘇省で働いており、上海経由で4月9日に台湾に帰国し、4月12日に発症しました。ウイルス検査により4月24日に確定診断されました。
現在までに、WHOに報告された中国での鳥インフルエンザウイルスA(H7N9)感染確定症例は計109人で、うち22人の死亡者が含まれます。確定症例への濃厚接触者は、厳密に経過観察されています。
感染流行地域の専門家は、感染の予防と管理手段の改善を続けています。
感染源として考えられるウイルス保有宿主の調査は継続中ですが、感染源が確認されるまでは、今後も同国でヒト感染例が増加すると予測されます。現時点ではヒト-ヒト感染が続いているという証拠はありません。
WHOは、この事例に関して、入国時の特別なスクリーニング検査の実施及び渡航や貿易を制限することを推奨していません。
国際的な専門家と中国の専門家によるチームは、中国国家衛生・計画出産委員会に申し出るために、上海と北京を訪れてインフルエンザウイルスA(H7N9)型流行状況を評価するミッションを完了しています。
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