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中東呼吸器症候群コロナウイルス感染確定例報告(62) 平成26年1月7日更新

2013年12月27日、世界保健機関(WHO)は、サウジアラビアにおける新たな中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)確定診断例を4例報告しました。

2例はリヤド出身の女性の医療従事者で、症状は何も報告されていません。

3例目は、慢性的な基礎疾患があるリヤド出身の53歳の男性です。患者は、11月26日に入院し、現在は集中治療室で治療を受けています。患者は、動物との接触はなく、リヤド地域以外の渡航歴はありませんでしたが、以前の確定診断例との接触がありました。

4例目は、慢性的な基礎疾患があるリヤド出身の73歳の男性で、入院して3日後の12月18日に死亡しました。患者は、渡航歴はありませんでしたが、動物との接触がありました。

2012年9月から現在までに、WHOには世界中で170人の確定診断例が報告されており、このうち72人が死亡しています。

WHOは、今回の事例に関して、入国時の特別なスクリーニング及びいかなる渡航や貿易の制限を推奨していません。

(2013年12月27日WHO報告)