(No.4)

中国における鳥インフルエンザA(H7N9)について(37) 平成26年1月9日更新

 2013年12月18日19日、中国・国家衛生・家族計画(出産)委員会は世界保健機関(WHO)に、鳥インフルエンザウイルスA(H7N9)の新たな診断確定例を2例報告しました。
最初の患者は広東省の62歳の男性で、12月11日に発症し、16日に入院しました。現在、重篤な状態です。生きた家禽との接触歴があります。

 次の患者は38歳の広東省の男性で、12月9日に発症し、12月18日に入院しました。その男性も現在、重篤な状態です。
・中国政府は、下記の項目を含む調査と対策を講じ続けています。
・疫学調査と(状況)分析の強化
・医療(患者対応と治療)の強化
・リスクコミュニケーションや情報発信
・国際協力や交流の強化
・科学的研究の遂行

 さらに、中国・香港特別行政区(SAR)の衛生防護中心(CHP)から以前発表された80歳の男性が、12月26日に亡くなりました。

 これまでのところ、持続的なヒト-ヒト感染の証拠はありません。

 WHOは、入国時の特別なスクリーニング検査の実施、および渡航や貿易を制限することを推奨していません。

地図
(2014年1月6日WHO報告)