(No.14)

中国の鳥インフルエンザA(H7N9)について(44) 平成26年1月17日更新

 2014年1月16日、中国・国家衛生・家族計画(出産)委員会は世界保健機関(WHO)に、鳥インフルエンザウイルスA(H7N9)の新たな診断確定例3例を報告しました。
 1例目は浙江省杭州市の29歳男性で、2日に発症し、12日に入院、現在は重篤な状態です。
 2例目は浙江省杭州市の58歳男性で、6日に発症し、12日に入院、現在は重篤な状態です。患者は家禽との接触がありました。
 3例目は福建省晋江市の50歳男性で、5日に発症し、11日に入院、現在は重篤な状態です。患者は家禽と接触がありました。

 感染源は現在調査中です。これまでのところ、持続的なヒト-ヒト感染の証拠はありません。
 中国政府は、下記の項目を含む調査と対策を講じ続けています。
 ・疫学調査と(状況)分析の強化
 ・医療(患者対応と治療)の強化
 ・リスクコミュニケーションや情報発信
 ・国際協力や交流の強化
 ・科学的研究の遂行
 WHOは、入国時の特別なスクリーニング検査の実施、および渡航や貿易を制限することを推奨していません。
                                  (2014年1月16日WHO報告)


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