(No.47)

中国の鳥インフルエンザA(H7N9)について(73) 平成26年3月11日更新

 2014年3月10日の更新情報です。3月5日と6日に、中国の国家衛生・家族計画(出産)委員会(NHFPC)は、世界保健機関(WHO)に鳥インフルエンザウイルスA(H7N9)の新たな診断確定例を4例報告しました。
 以下は、3月5日にWHOに報告された3例の詳細です。
 1例目 山東省泰安市出身で現在は、江蘇省無錫市在住の59歳の男性です。2月25日に発症し、3月3日に入院して現在は危篤状態です。
 2例目 江蘇省徐州市在住の36歳の男性です。2月28日に発症し、3月2日に入院して現在は危篤状態です。家禽との接触歴があります。
 3例目 広東省広州市在住の75歳の男性です。2月19日に発症し、26日に入院して3月1日に死亡しました。
 以下は、3月6日にWHOに報告された1例の詳細です。
 4例目 広東省湛江市出身で現在は、佛山市在住の39歳の男性です。2月27日に発症し、3月4日に入院して現在は重篤な状態です。
 
 全体的なリスク評価は変わっておらず、現時点では、鳥インフルエンザウイルスA(H7N9)が人や動物から国際的に広がってはいません。
 WHOは、今回の事例に関して、入国時の特別なスクリーニング検査の実施および渡航や貿易を制限することを推奨していません。