(No.64)

中東呼吸器症候群コロナウイルス感染確定例報告(77) 平成26年3月28日更新

 2014年3月27日の更新情報です。3月20日と21日に、サウジアラビア保健省は、新たに6例の中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)診断確定例を報告しました。

 報告の詳細は以下の通りです。
 1例目 リヤドの71歳の男性で、基礎疾患があります。2月24日に発症し、3月5日に入院して現在は危篤状態です。ラクダなどの動物との接触歴があります。

 2例目 リヤドの66歳の男性で、基礎疾患があります。3月9日に発症し、3月11日に入院して現在は危篤状態です。ラクダなどの動物との接触歴がありました。動物との接触歴はありません。

 3例目 リヤドの86歳の男性です。3月11日に発症し、3月19日に死亡しました。動物との接触歴はありません。

 4例目 リヤドの75歳の男性で、基礎疾患があります。2月23日に発症し、2月26日に入院して現在は危篤状態です。ラクダなどの動物との接触歴があります。

 5例目 リヤドの56歳の男性で、基礎疾患があります。3月6日に発症し、3月13日に入院して現在は危篤状態です。ラクダなどの動物との接触歴があります。

 6例目 リヤドの45歳の男性で、基礎疾患があります。3月5日に発症し、3月15日に入院して現在は危篤状態です。動物との接触歴はありません。

 2012年9月から現在まで、世界中からWHOに報告されたMERS-CoV感染患者は206人で、このうち86人が死亡しています。