(No.99)

中国の鳥インフルエンザA(H7N9)について(90) 平成26年4月25日更新

 2014年4月24日の更新情報です。4月23日、20日、17日に、中国の国家衛生・家族計画(出産)委員会(NHFPC)は、世界保健機関(WHO)に鳥インフルエンザウイルスA(H7N9)の新たな診断確定例を6例報告しました。

 以下は、4月23日にWHOに報告された2例の詳細です。
 1例目 江蘇省無錫市在住の35歳の医療従事者(女性)です。4月10日に発症し、14日に入院して現在は危篤状態です。
 2例目 湖南省永州市在住の50歳の男性です。4月10日に発症し、19日に入院して現在は危篤状態です。

 以下は、4月21日にWHOに報告された2例の詳細です。
 3例目 江蘇省無錫市在住の34歳の男性です。4月10日に発症し、16日に入院して現在は危篤状態です。
 4例目 広東省仙頭市在住の55歳の女性です。4月6日に発症し、17日に地元の病院に入院して現在は危篤状態です。

 以下は、4月17日にWHOに報告された2例の詳細です。
 5例目 江蘇省常州市在住の60歳の男性です。4月8日に発症し、13日に入院して現在は重篤な状態です。発症する前に家禽との接触歴がありました。
 6例目 安徽省銅陵市在住の70歳の男性です。3月21日に発症し、3月25日に入院して4月14日に死亡しました。

 全体的なリスク評価は変わっておらず、現時点では、鳥インフルエンザウイルスA(H7N9)が人や動物から国際的に広がってはいません。

 WHOは、今回の事例に関して、入国時の特別なスクリーニング検査の実施および渡航や貿易を制限することを推奨していません。
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