(No.229)

ウガンダにおけるマールブルグ熱 2014年11月13日更新

 11日、ウガンダ政府はウガンダがマールブルグウイルスから解放されたことを宣言しました。この宣言は、プライマリ・ヘルスケア大臣によって国立医療センターで行われました。
 10月4日、ウガンダ政府は国際保健機関(WHO)にマールブルグ熱症例を報告しました。患者は9月11日に発症した医療従事者の男性で、17日にムピジの地域保健施設に入院しました。その後、カンパラの病院に転院しています。 28日に死亡し、9月30日にカセセ地区に埋葬されました。

 5つの小委員会(サーベイランス/疫学、症例管理、社会的動員、心理社会的、調整)をもつ専門調査団は、流行対策を監督しています。合計 197人の接触者は、21日間の追跡調査を受けています。13人の接触者はマールブルグ様症状を呈していますが、ウイルス検査は全員が陰性でした。マールブルグ疑い例は、カンパラ、ワキソ県エンテベ、ムピジ、カセセ地区の4つの隔離施設で管理されています。接触者や故人の家族には心理社会的支援が提供されています。国民はマールブルグやウイルス性出血熱について過敏になっています。

 42日間、マールブルグの陽性例を認めなかったので、流行は終息したと考えられます。

 強い監視活動は、将来の潜在的流行発生を識別するために継続されます。また、西アフリカでのエボラウイルス病の流行を考慮して、啓発キャンペーンも継続されます。

 活動は、WHO、ユニセフ、米国国際開発庁(USAID)、ワールド•ビジョン、ウガンダ赤十字、国境なき医師団(MSF)、アフリカフィールド疫学ネットワーク(AFENET)および米国疾病管理予防センター(CDC)によって支援されています。