(No.235)

中国における鳥インフルエンザA(H7N9)について(101)平成26年11月18日更新

014年 11月15 日、中国の国家衛生・家族計画(出産)委員会(NHFPC)は、新たに3例の鳥インフルエンザウイルスA(H7N9)の診断確定例、うち1例の死亡例を世界保健機関(WHO)に報告しました。
患者の詳細は以下の通りです。
1.新疆ウイグル自治区石河子市の54歳女性が10月19日に発症し、11月1日に死亡しました。生きた家禽との接触は不明です。
2.江蘇省常州市の58歳女性が10月24日に発症しています。患者さんは10月28日に入院しました。現在重篤な状態です。生きた家禽市場での鳥との接触歴があります。
3.江蘇省常州市の45歳女性が11月3日に発症しています。11月5日に入院となりましたが症状は軽いとのことです。生きた家禽の市場での接触歴があります。
中国政府は以下の様なサーベイランスと対策を実施しています。
 サーベイランス強化と現状分析
 患者の治療と管理の再強化
 人民へ危険性周知と情報の提供
WHOはH7N9の発生状況に対する詳細なモニターやリスクについての評価を実施していますが、これまでに特にH7N9の危険性についての状態は変化していません。