(No.29)

中国における鳥インフルエンザA(H7N9)について(108)
2015年2月26日更新

 2015年 2月23日、香港特別行政区(SAR)保健省は、鳥インフルエンザウイルスA(H7N9)ウイルス感染確定例1人を世界保健機関(WHO)に追加で報告しました。

 患者の詳細は以下の通りです。
 ・ 香港特別行政区在住の61歳の男性は、2月16日に発症して同日にかかりつけ医に相談し、2月20日に
  入院しました。患者は、2月6日から8日までと2月14日から15日まで、広東省東莞市の樟木頭へ旅行し
  ました。2月14日に生鮮市場を訪れ、屠殺された鶏2羽を購入しました。入手可能な情報に基づくと、
  患者は香港外で感染したと考えられています。現在、患者は危篤状態です。

 香港の健康保護センターは、患者の接触者を追跡しています。

 WHOは、H7N9の発生状況の厳重な監視とリスク評価を行っています。これまでのところ、H7N9ウイルスの全体的なリスク評価は変わっていません。

 【出典】
  WHO, Global Alert and Response (GAR).
  Human infection with avian influenza A(H7N9) virus – China, 26 February 2015
  http://www.who.int/csr/don/26-february-2015-avian-influenza/en/