中東呼吸器症候群コロナウイルス感染症確定例(136)-サウジアラビア
2015年3月6日更新
2015年2月23日から25日までの間に、サウジアラビアの国際保健規則(IHR)担当窓口は、中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)感染確定例10人をWHO(世界保健機関)に追加で報告しました。症例は、報告日ごとに掲載され、直近の症例が最初に掲載されています。
患者の詳細は以下の通りです。
1.アフィーフ(Afif)市在住の56歳の男性は、2月2日から別の病気で入院中の2月22日に発症しました。
2月17日にMERS-CoV感染確定例(2月24日更新134の症例36)と同じICUに入院しましたが、同じ医療
従事者の治療は受けていませんでした。親戚や友人が頻繁に見舞いで訪れました。ICUに入院しており、
危篤状態です。
2.Al-Oyuon市在住の84歳の男性は、2月21日に発症して翌日に入院しました。患者は合併症がありま
す。発症14日以内に他の既知の危険因子への曝露歴については調査中です。ICUに入院しており、危篤
状態です。
3.リヤド(Riyadh)市在住の24歳の女性は、1月31日から別の病気で入院中の2月19日に発症しました。
MERS-CoV感染確定例(2月17日更新133の症例4)と同じ病院に入院しましたが、同じ医療従事者の治
療は受けておらず、その患者との疫学的な接点はありませんでした。親戚や友人が頻繁に見舞いで訪れ
ました。発症14日以内に他の既知の危険因子への曝露歴はありません。ICUに入院しており、危篤状態
です。
4.リヤド(Riyadh)市在住の80歳の男性は、2014年8月14日から別の病気で入院中の2月21日に発症し
ました。MERS-CoV感染確定例(2月24日更新134の症例2)と同じ病院に入院しましたが、その患者と
の直接的な接触はありませんでした。親戚や友人が頻繁に見舞いで訪れました。発症14日以内に他の既
知の危険因子への曝露歴はありません。ICUに入院しており、危篤状態です。
5.アルラス(Alrass)市在住の83歳の男性は、2月16日に発症して翌日に入院しましたが、医師の助言に
反して自主退院しました。2月21日に別の医師の診察を受けるためにRiyadh市を訪れ、同日に入院とな
りました。患者は合併症があります。発症14日以内に他の既知の危険因子への曝露歴については調査中
です。ICUに入院しており、危篤状態です。
6.リヤド(Riyadh)市在住の75歳の男性は、2月12日に発症して22日に入院しました。患者は合併症が
あります。発症14日以内に他の既知の危険因子への曝露歴については調査中です。ICUに入院しており、
危篤状態です。
7.ナジュラン(Najran)市在住の45歳の外国籍男性は、2月13日に発症して20日に入院しました。患者
には合併症はありませんが、MERS-CoV感染確定例(2月24日更新134の症例17)と接触がありました。
発症14日以内に他の既知の危険因子への曝露歴はありません。陰圧管理された隔離病棟に入院してお
り、安定した状態です。
8.ジッダ(Jeddah)市在住の65歳の外国籍女性は、2月17日に発症して22日に入院しました。患者は合
併症がありますが、発症14日以内に他の既知の危険因子への曝露歴はありません。ICUに入院しており、
危篤状態です。
9.リヤド(Riyadh)市在住の医療従事者の50歳の外国籍男性は、2月13日に発症して20日に入院しまし
た。患者は喫煙者ですが、合併症はありません。MERS-CoV感染確定例(2月24日更新134の症例10)を
治療しました。発症14日以内に他の既知の危険因子への曝露歴はありません。陰圧管理された隔離病棟
に入院しており、安定した状態です。
10.リヤド(Riyadh)市在住の医療従事者の62歳の外国籍女性は、2月16日に発症して18日に入院しまし
た。患者は合併症があります。MERS-CoV感染確定例(2月24日更新134の症例10)を治療しました。発
症14日以内に他の既知の危険因子への曝露歴はありません。陰圧管理された隔離病棟に入院しており、
安定した状態です。
また、サウジアラビアのIHR担当窓口は、既報患者2人(2月24日更新134の症例19、37)の死亡を報告しました。
今回の症例について、患者家族や医療従事者における接触者の追跡調査が進行中です。
全世界で、少なくとも383人の関連死を含む、1,040人のMERS-CoV感染確定例がWHOに報告されています。
【出典】
WHO, Global Alert and Response (GAR).
Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) – Saudi Arabia,
6 March 2015
http://www.who.int/csr/don/6-march-2015-mers-saudi-arabia/en/
患者の詳細は以下の通りです。
1.アフィーフ(Afif)市在住の56歳の男性は、2月2日から別の病気で入院中の2月22日に発症しました。
2月17日にMERS-CoV感染確定例(2月24日更新134の症例36)と同じICUに入院しましたが、同じ医療
従事者の治療は受けていませんでした。親戚や友人が頻繁に見舞いで訪れました。ICUに入院しており、
危篤状態です。
2.Al-Oyuon市在住の84歳の男性は、2月21日に発症して翌日に入院しました。患者は合併症がありま
す。発症14日以内に他の既知の危険因子への曝露歴については調査中です。ICUに入院しており、危篤
状態です。
3.リヤド(Riyadh)市在住の24歳の女性は、1月31日から別の病気で入院中の2月19日に発症しました。
MERS-CoV感染確定例(2月17日更新133の症例4)と同じ病院に入院しましたが、同じ医療従事者の治
療は受けておらず、その患者との疫学的な接点はありませんでした。親戚や友人が頻繁に見舞いで訪れ
ました。発症14日以内に他の既知の危険因子への曝露歴はありません。ICUに入院しており、危篤状態
です。
4.リヤド(Riyadh)市在住の80歳の男性は、2014年8月14日から別の病気で入院中の2月21日に発症し
ました。MERS-CoV感染確定例(2月24日更新134の症例2)と同じ病院に入院しましたが、その患者と
の直接的な接触はありませんでした。親戚や友人が頻繁に見舞いで訪れました。発症14日以内に他の既
知の危険因子への曝露歴はありません。ICUに入院しており、危篤状態です。
5.アルラス(Alrass)市在住の83歳の男性は、2月16日に発症して翌日に入院しましたが、医師の助言に
反して自主退院しました。2月21日に別の医師の診察を受けるためにRiyadh市を訪れ、同日に入院とな
りました。患者は合併症があります。発症14日以内に他の既知の危険因子への曝露歴については調査中
です。ICUに入院しており、危篤状態です。
6.リヤド(Riyadh)市在住の75歳の男性は、2月12日に発症して22日に入院しました。患者は合併症が
あります。発症14日以内に他の既知の危険因子への曝露歴については調査中です。ICUに入院しており、
危篤状態です。
7.ナジュラン(Najran)市在住の45歳の外国籍男性は、2月13日に発症して20日に入院しました。患者
には合併症はありませんが、MERS-CoV感染確定例(2月24日更新134の症例17)と接触がありました。
発症14日以内に他の既知の危険因子への曝露歴はありません。陰圧管理された隔離病棟に入院してお
り、安定した状態です。
8.ジッダ(Jeddah)市在住の65歳の外国籍女性は、2月17日に発症して22日に入院しました。患者は合
併症がありますが、発症14日以内に他の既知の危険因子への曝露歴はありません。ICUに入院しており、
危篤状態です。
9.リヤド(Riyadh)市在住の医療従事者の50歳の外国籍男性は、2月13日に発症して20日に入院しまし
た。患者は喫煙者ですが、合併症はありません。MERS-CoV感染確定例(2月24日更新134の症例10)を
治療しました。発症14日以内に他の既知の危険因子への曝露歴はありません。陰圧管理された隔離病棟
に入院しており、安定した状態です。
10.リヤド(Riyadh)市在住の医療従事者の62歳の外国籍女性は、2月16日に発症して18日に入院しまし
た。患者は合併症があります。MERS-CoV感染確定例(2月24日更新134の症例10)を治療しました。発
症14日以内に他の既知の危険因子への曝露歴はありません。陰圧管理された隔離病棟に入院しており、
安定した状態です。
また、サウジアラビアのIHR担当窓口は、既報患者2人(2月24日更新134の症例19、37)の死亡を報告しました。
今回の症例について、患者家族や医療従事者における接触者の追跡調査が進行中です。
全世界で、少なくとも383人の関連死を含む、1,040人のMERS-CoV感染確定例がWHOに報告されています。
【出典】
WHO, Global Alert and Response (GAR).
Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) – Saudi Arabia,
6 March 2015
http://www.who.int/csr/don/6-march-2015-mers-saudi-arabia/en/