(No.108)

中東呼吸器症候群コロナウイルス感染症確定例(183)- 韓国 
平成27年7月7日更新


韓国での流行状況
 2015年7月4日から7日までの間に、韓国の国際保健規則(IHR)担当窓口はWHO(世界保健機関)に対して
2人の中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)感染確定例を報告しました。 
現在、死亡者33人を含む186人のMERS-CoV感染確定例が報告されています。186人のうちの1人は、
中国で確認された患者で、中国のIHRによって報告されました。
 患者の年齢の中央値は55歳(16歳から87歳)です。患者の多くは男性(59%)です。患者のうち26人(14%)は医療従事者です。現在、最初の患者を除いて全ての患者が1つの感染伝播で繋がっており、医療施設が
関連しています。

公衆衛生の対策
 韓国政府は、患者と接触者の管理体制の強化を継続しています。7日現在、674人の接触者が健康監視下にあり、15,669人の接触者が健康監視を終了しています。新たな接触者が同定されるにつれ、リストが日々
書き加えられています。

世界での発生状況
 2012年9月以降、WHOには全世界で1,366人のMERS-CoV感染確定例が報告されており、うち487人が
関連死しています。

【出典】
 WHO, Global Alert and Response (GAR).
 Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) – Republic of Korea,
 7 July 2015
http://www.who.int/csr/don/07-july-2015-mers-korea/en/

 ※ 韓国における最新の患者数などは、下記のサイトもご参考ください。
 WHO(英語):
http://www.wpro.who.int/outbreaks_emergencies/wpro_coronavirus/en/

 韓国保健福祉部(ハングル):
http://www.mers.go.kr/mers/html/jsp/Menu_B/content_B1.jsp?cid=26740