(No.115)

中東呼吸器症候群コロナウイルス感染確定例(188)- 韓国
2015年7月14日更新

 

 2015年7月11日から14日までの間に、韓国の国際保健規則担当窓口(IHR)はWHO(世界保健機関)に対して、新たに1人の中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)の感染者が死亡したことを報告しました。

韓国での流行状況
 現在までに186人のMERS-CoV感染確定例が報告されており、うち36人が死亡しています。その症例総数には中国で確定診断され、同国のIHRに報告された1例が含まれています。
 患者の年齢中央値は55歳(16~87歳)です。患者の多くは男性(59%)です。患者のうち26人(14%)は
医療従事者です。現在、最初の患者を除いて全ての患者が1つの感染伝播で繋がっており、医療施設が
関連しています。
 韓国におけるMERS-CoV感染症例の詳細は関連サイトを参照して下さい。

公衆衛生の対策
 韓国政府は、患者と接触者の管理体制の強化を継続しています。7月14日現在、410人の接触者が
健康監視下にあり、16,278人の接触者が健康監視を終了しています。

世界での発生状況
 2012年9月以降、WHOには全世界で1,368人のMERS-CoV感染確定例が報告されており、うち490人が
関連死しています。

【出典】
 WHO, Global Alert and Response (GAR).
 Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) –Republic of Korea
 14 July 2015
 http://www.who.int/csr/don/07-july-2015-mers-korea/en/