(No.118)

中東呼吸器症候群コロナウイルス感染確定例(189)- 韓国
平成27年7月17日更新

 

 2015年7月15日から17日までの間に、韓国の国際保健規則担当窓口(IHR)はWHO(世界保健機関)に対して、中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)の新たな感染者や死亡が出ていないことを報告しました。
韓国での流行状況
 現在までに186人のMERS-CoV感染確定例が報告されており、うち36人が死亡しています。その症例総数には中国で確定診断され、同国のIHRに報告された1例が含まれています。
 患者の年齢中央値は55歳(16~87歳)です。患者の多くは男性(59%)です。患者のうち26人(14%)は医療従事者です。現在、最初の患者を除いて全ての患者が1つの感染伝播で繋がっており、医療施設が関連
しています。
 韓国におけるMERS-CoV感染症例の詳細は関連サイトを参照して下さい。

公衆衛生の対策
 韓国政府は、患者と接触者の管理体制の強化を継続しています。7月17日現在、155人の接触者が
健康監視下にあります。

世界での発生状況

 2012年9月以降、WHOには全世界で1,368人のMERS-CoV感染確定例が報告されており、うち490人が
関連死しています。


【出典】
 WHO, Global Alert and Response (GAR).
 Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) –Republic of Korea
 17July 2015
 http://www.who.int/csr/don/17-july-2015-mers-korea/en/
※ 韓国における最新の患者数などは、下記のWHOのサイトをご参考ください。
 WHO(英語):
  http://www.wpro.who.int/outbreaks_emergencies/wpro_coronavirus/en/
 韓国保健福祉部(ハングル):  
 http://www.mers.go.kr/mers/html/jsp/Menu_B/content_B1.jsp?cid=26740