(No.120)

中東呼吸器症候群コロナウイルス感染確定例(190)- 韓国
平成27年7月21日更新

 

 韓国での流行状況
 2015年7月18日から21日の間に韓国の国際保健規則(IHR)担当窓口はWHO (世界保健機関)に対して、中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)に対する新たな患者および死者の発生はないことを
報告しました。

韓国における流行状況の追加情報
 現在までにMERS-CoV 感染者総数は186人であり、うち36人が死亡しています。患者の内1人は中国で
確定診断され、同国のIHRから報告されています。患者の年齢中央値は55歳(16歳~87歳)です。患者の
大半は男性(59%)で26人(14%)は医療従事者です。現在、最初の患者を除いて全ての患者が1つの感染伝播で繋がっており、医療施設が関連しています。
 韓国におけるMERS-CoV感染症例の詳細は関連サイトを参照して下さい。

公衆衛生対策
 韓国政府は、患者と接触者の管理体制の強化を継続しています。7月21日現在、5人の接触者が健康監視下にあります。

世界での発生状況
 2012年9月以降、WHOには全世界で1,368人のMERS-CoV感染確定例が報告されており、うち490人が
関連死しています。


【出典】
 WHO, Global Alert and Response (GAR).
 Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) –Republic of Korea
 21 July 2015
 http://www.who.int/csr/don/21-july-2015-mers-korea/en/

※韓国における最新の患者数などは、下記のWHOのサイトをご参考ください。
 http://www.wpro.who.int/outbreaks_emergencies/wpro_coronavirus/en/
 韓国保健福祉部(ハングル)
 http://www.mers.go.kr/mers/html/jsp/Menu_B/content_B1.jsp?cid=26740