(No.154)

中東呼吸器症候群コロナウイルス感染症確定例(206)-クウェート
2015年9月23日更新

 2015年9月19日、クウェートの国際保健規則(IHR)担当窓口はWHO(世界保健機関)に対して、中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)感染確定死亡例を新たに1人報告しました。

詳細は以下の通りです。

 クウェート市在住の78歳の男性は9月8日に発症し、13日に入院しました。患者には合併症があり、
入院翌日の検査でMERS-CoV陽性が検出されました。患者はラクダを所有しており、ラクダとの頻繁な
接触歴があります。発症前14日以内の他の既知の危険因子への曝露歴はありません。この患者は19日に
死亡しています。報告された患者について、家庭内及び医療従事者で接触した人の追跡調査が実施
されています。

 2012年9月以降、WHOには全世界で1,570人のMERS-CoV感染確定例が報告されており、うち555人が
関連死しています。

【出典】
 WHO, Global Alert and Response (GAR).
 Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) – Kuwait,
 23 September 2015
http://www.who.int/csr/don/23-september-2015-mers-kuwait/en/