(No.182)

  スリナムにおけるジカウイルス感染症
2015年11月13日

 2015年11月12日、スリナムの国際保健規則(IHR)担当窓口は、汎アメリカ保健機構/世界保健機関(PAHO/WHO)に対して新たに4例のジカウイルス感染例を報告しました。 これらのケースは、カリブ公衆衛生庁(CARPHA: the Caribbean Public Health Agency)による検査により感染が確認されました。 さらに、以前報告された2例(海外感染症情報2015、既報177参照)のうち1例も、同様にCARPHAによって感染が確認されました。
WHOの勧告
 ジカウイルスがアメリカ大陸での発生地域を広めていることを考慮すると、汎米保健機構、WHOは加盟国に対してジカウイルス感染例の把握と探索、すべての医療レベルにおいて発生するであろうさらなる負担に対する医療サービスの準備、特に媒介蚊が存在する地域において蚊を減らすための有効な地域社会での戦略的強化を推奨しています。最新の疫学更新情報を参照して下さい。


【出典】
 WHO, Emergencies preparedness, response.
 Zika virus infection – Suriname,
 13 November 2015
 http://www.who.int/csr/don/13-november-2015-zika/en/